ベトナム南部にあるビーチリゾート・ニャチャン。この街には、他の地域ではなかなか見られない珍しい料理の数々が存在しています。そこでここでは、その数ある名物料理のなかでも、とくにおすすめのグルメを5つほどピックアップしました。いずれもニャチャンを訪れるさいには、ぜひ味わってみてほしい料理です。
1、珍しいクラゲ料理「ブンスア」
「ブンスア(Bun xua)」は、ブンと呼ばれる麺料理にクラゲがトッピングされている料理です。日本ではあまり食卓にのぼらない食材・クラゲですが、これがコリコリとした食感でとても美味しい。スープは薄味で、クラゲのほかには後述するチャカや魚肉などの具材も入っています。
見た目は具沢山で豪華ですが、ローカルレストランで食べると3万ドン(約150円)くらいと格安。まるでニャチャン料理のいいとこ取りをしたような料理です。
2、日本人にとって馴染み深い味「チャカー」
「チャカー(Cha Ka)」とは、日本でいえば「さつま揚げ」のような、魚肉のすり身を揚げたかまぼこのようなものです。ニャチャンでは、これをご飯や麺類などにのせて食べます。
日本人にとっては馴染みのある味なので、とても食べやすいのが特徴。海沿いの街であるニャチャンの食卓に密着した、ローカルフードの代表的な料理です。そのまま食べても美味しい。街の食堂などでその姿を頻繁に見ることができる、ニャチャンではとてもメジャーな食べものです。
3、ベトナム風たこやき「バンカン」
ベトナム風たこ焼きのような料理「バンカン(Banh Can)」。日本のたこ焼きのように球体ではなく、半球体のかたちをしています。生地を穴の開いた専用の鉄板に流し込み、そのうえに具材をトッピング。具材は、牛肉からエビ、イカなど多種多彩です。
焼き上げたものをスープにつけて食べるので、明石焼きをイメージしたほうが実際に近いかもしれません。焼けた表面がカリカリとなった部分が香ばしく、これをスープにつけて食べると美味しい。日本でたこ焼きや明石焼きというと間食といった印象がありますが、この料理はしっかりと一食分になるボリューミーさを備えています。
4、漁師も急いで家に帰るレベル「ゴイカーマイ」
これが食べたくて漁師も急いで帰るといれているニャチャンの名物料理「ゴイカーマイ(goi ca mai)」。いわしに似た魚を生のまま食べるという、東南アジアでは珍しい料理です。
香菜や野菜などと一緒に、ライスペーパーで巻いて、ピーナッツバター入りのソースをつけて食べます。ベトナム料理全般の特徴でもありますが、動物性たんぱく質だけでなく、たっぷりと野菜が食べられるのでとてもヘルシーな料理です。
5、味の新発見が期待できる「ネムヌォン」
こちらもニャチャンの名物料理として名高い「ネムヌォン(Nem Nuong)」。
魚肉の練りものとカリカリに揚げたライスペーパーを、これまた野菜とともにライスペーパーに巻いて、タレをつけて食べます。
ライスペーパー・イン・ライスペーパーということで、それはどうなのかと思う人もいるかもしれませんが、これが驚くほど美味しい。新発明レベルの美味しさなので、ニャチャンを訪れたら一度は食べておきたい料理です。
おわりに
いかがでしたか?ベトナムのビーチリゾート地・ニャチャンのおすすめグルメ5選。どれもニャチャンの名物として名高い料理ばかりを取り揃えました。海が近いこともあり、海産物をうまく取り込んだ料理が特徴となっている、ニャチャンのグルメの数々。これらを食べてみたら、ベトナム料理の新しい側面を知ることになると思います。
アジアン料理というと、日本人にとってはスパイシーすぎるイメージがあるかもしれませんが、ベトナム料理はあまり辛くもなくクセのない料理が多いので、その点でも心配はご無用です。
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【トラベルjpナビゲーター】
中川 康雄
