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モデルプランもご紹介!フランクフルト「ホップオン・ホップオフ」の楽しみ方


途中下車はお好きですか。フランクフルトを駆け巡る2階建てバス「ホップオン ホップオフ(HOP-ON HOP-OFF)」。世界各地で見られますが、フランクフルトのバスは高層ビル群から住宅街、それに中世の塔や地中に埋まる電車!?などが見られ、まるでパラレルワールドに迷い込んだよう…。1時間のツアーに乗車するだけでも十分楽しめますが、途中下車しながら街を散策すれば更にフランクフルトの魅力が感じられます。

主要観光地を効率よく回ってくれるバス

写真:浅井 みらの

「ホップオン ホップオフ」の乗り場は、フランクフルトの有名観光地“レーマ広場(Romer)”の近く。同じく有名なパウロ教会(Paulskirche)のすぐ横から出発します。シンボルでもある赤い車体が目印です。運営会社は数社ありますが、運行ルートはほぼ同じです。
チケットは乗車する際やレーマ広場の観光案内所で買うことができます。事前に乗車することが決まっているなら、インターネットだと割引価格なのでおすすめです。30分に1本の間隔で随時バスが出発します。1時間コースの“エクスプレス ツアー(Express Tour)”は10時-17時まで運行しており、動物園方面も通る2時間コースの“スカイライン ツアー(Skyline Tour)”は日によって1日2-4本の運行です。

写真:浅井 みらの

バス1階部分は普通の路線バスのような雰囲気。晴れている日なら開放感たっぷりの2階部分がおすすめです。その分日差しが強いので、サングラスや帽子もご準備くださいね。

写真:浅井 みらの

席の横にあるイヤホンガイドの装置。乗車する際にイヤホンをもらうので、こちらで自分の言語にダイヤルを合わせれば、随所の観光名所を通るたびに案内を聞くことができます。

勢いよく変わり続ける景色に圧倒

写真:浅井 みらの

ホップオン ホップオフの醍醐味は、目の前の景色が横へ流れる爽快感と迫力ではないでしょうか。特にヨーロッパの中でもフランクフルトは金融の街として多くのオフィスが集中し、近代的なビルが多くあります。正面から向かってくるような雰囲気も、この街ならではです。

写真:浅井 みらの

主要な観光名所以外にも、閑静な住宅エリアを走る面白いコース設定も魅力です。ピンクにイエローなどパステルカラーに彩られたアパートを眺めれば、フランクフルトの人たちがどのように暮らしているのか、その暮らしぶりが感じられるはず。まるでお菓子の世界のような明るい色合いの景色を楽しめます。

写真:浅井 みらの

迫りくるのは建物だけとは限りません。自然が大好きなドイツでは並木道も多く、木漏れ日のシャワーが降り注がれます。ただ、皆さんは2階建てバスの屋上に乗っていますので、頭上すれすれに木の枝や葉っぱが通過するのにヒヤッとすることも…。ちょっとした絶叫マシンを味わえます。

ちょっと上から観光名所を独占

写真:浅井 みらの

流れる景色以外にも、2階建てバスならではの良さが観光名所のベストショットを堂々と独り占めできること。他の人たちが通り過ぎるのを待ったり、突然のアップ写真を撮ってしまったりなど、有名な観光地になればなるほどベストショットは撮りにくいもの…。バスの上からなら、他の人たちが入ってくることもなく、普段とは違うアングルで撮影ができたりしますよ。

写真:浅井 みらの

上を見上げてやっと全体が収まりきるマインタワー(Maintower)。高さ198mには屋外展望台(有料)があり、フランクフルトの街を一望できます。こちらで途中下車することもでき、おすすめは夕暮れ時。刻々と茜色に染まる景色を見ながら、一日を締めくくれます。

写真:浅井 みらの

普段は見上げるフランクフルト中央駅も、まるで対峙しているかのように真正面から見ることができます。頻繁に電車が行き交う中央駅は、常に人の活気が感じられる賑やかな場所です。

化石や中世の塔、おもしろ電車を鑑賞

写真:浅井 みらの

チケットの有効期限は乗車してから24時間。なので、一度で一周するのではなく、所どころで途中下車しながら街を巡ってみるのも面白いですよ。例えば“ゼンケンベルク自然博物館(Senckenberg Naturmuseum)”の停留所で降りた場合。ヨーロッパ最大規模の自然博物館といわれ、恐竜やドイツ南部で発見された始祖鳥の化石は見応え十分です。地下鉄よりホップオン ホップオフの停留所の方が博物館に近いのも、嬉しいポイントです。
すぐ近くには、15世紀に建てられた“ボッケンハイマー ヴァルテ(Bockenheimer Warte)”の塔が建っています。ゴシック様式で見学はできませんが、1階にはアイスクリーム屋さんがありますので、ひと休みに丁度良いですよ。

写真:浅井 みらの

突然、地下から電車が出てきたら・・・という想像に掻き立てられるのが“ボッケンハイマー ヴァルテ”駅の入口です。地下への通路が電車の車体になっていて、このエリアの隠れた名所にもなっています。

アートに散歩、美食を探索

写真:浅井 みらの

他にも途中下車でおすすめの停留所が“ムゼウムズーファー(Museumsufer)”。マイン川沿いに走る道で、15もの博物館と美術館が建ち並んでいるので、ドイツ語で“博物館通り”と呼ばれています。
アートがお好きなら、フェルメールや印象派の作品と出会える“シュテーデル美術館(Stadel Museum)”がぴったりです。他にも電話や郵便などコミュニケーションをテーマにした“コミュニケーション博物館(Museum fur Kommunikation)”は、昔の美しい電話機や郵便の配達馬車の展示がある、珍しい博物館です。

写真:浅井 みらの

ぽかぽか陽気なら、ムゼウムズーファーの目の前を流れるマイン川散歩も素敵ですよ。遊歩道だけでなく、ベンチも整備されているので、のどかなひとときを過ごせます。夏ならジェラート、冬ならホットココアと一緒に、フランクフルトっ子と混ざってみませんか。

写真:浅井 みらの

ムゼウムズーファーから少し南へ歩くと、“ザクセンハウゼン(Sachsenhausen)”と呼ばれるエリアに辿りつきます。実は美味しいレストランが多く、グルメなエリアとして有名です。フランクフルトで有名なアップルワインも、ここ生まれなんですよ。
直接ザクセンハウゼンで降りる場合は、停留所“アルト サクセンハウゼン(Alt Sachsenhausen)”の方が近いです。飲食店が並ぶエリアは遅くまで明るいですが、それ以外の住宅エリアやマイン川沿いは人通りも少なくなるので、あまり遅くならないようにご注意くださいね。

他にも見どころたくさん

ホップオン ホップオフは、乗車する前までならキャンセルができます。数日の滞在なら雨の日ではなく、晴れる日まで待ってみるのも一つの手です。
ちなみにバスに乗っている途中で鉛筆のようなビルを見かけますが、それはフランクフルトの国際見本市の会場“メッセ(Messe)”です。その近くには、働く人をテーマにした影絵のような像が立っていて、メッセのシンボルになっています。ぜひご乗車の際は、その像の職業が何なのか確かめてみてくださいね。

■関連MEMO
Hop-on Hop-off(英語・ドイツ語)
https://www.citysightseeing-frankfurt.com/
【たびねす】700年にわたる有名作品と出会える!フランクフルト「シュテーデル美術館」
http://guide.travel.co.jp/article/28075/
【たびねす】フランクフルト「コミュニケーション博物館」が面白いと評判!その理由とは
http://guide.travel.co.jp/article/21639/

【トラベルjpナビゲーター】
浅井 みらの

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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