明治時代から金魚の養殖が盛んな東京都江戸川区。昔と比べて養殖業者の数は減ってしまいましたが、今でも高い品質の金魚が養殖されています。
そんな江戸川区で毎年7月に開催される「金魚まつり」では、様々な種類の金魚の展示即売や飼育グッズの販売、大人気の高級金魚すくいなど、どこを見ても金魚づくし!
金魚まつりの見どころや買うべきもの、グルメなどをご紹介します。
金魚まつりって?
「金魚まつり」とは、毎年7月に東京都江戸川区の行船(ぎょうせん)公園で行われる、その名の通り“金魚の祭典”。2017年は7月22日(土)・23日(日)の2日間にわたり開催され、夏の初めの風物詩としておなじみのイベントです。
こちらは江戸川区の金魚応援キャラクター「えど金ちゃん」。会場に設置され、毎年人気の撮影スポットになっています。(えど金ちゃんは動きません)
とにかく金魚だらけ
まつり会場内にはおなじみの和金から琉金、出目金、日本オランダシシガシラなどの珍しいものや1匹数万円もするような高級金魚まで、様々な金魚が泳ぐ水槽が所狭しと並びます。
金魚愛好家たちが専門用語満載で質問していたり、真剣な眼差しで品定めしていたり、まつりと言えどもここは戦場!
・・・と言っても見るだけの方も多いので、あまり怖がらず、気楽に回って見てください。
種類を指定して金魚を購入するのもいいですが、どの種類でもいいけど高級な金魚を!という方は「高級金魚すくい」がおすすめ。1回500円でタンチョウやアズマニシキなど、通常の金魚すくいではお目に掛かれない種類の金魚がすくえるかも!
普通の金魚でいいよ、という方には、1回100円(何と中学生以下は無料!)とお値打ちな金魚すくいもあります。
販売だけでなく展示スペースもあるので、購入予定はないけどじっくり金魚が見たいな、という方にはこちらがおすすめ。写真はすみだ水族館のブースで、水泡眼などのかわいらしい金魚が展示。
ちなみに葛西臨海水族園のブースには、カエルなどの水で暮らす生き物が展示されているので、小さなお子さんたちにも大人気です。
飼育グッズはここで買うべし!
魚の飼育グッズの品揃えはとにかく多く、お値打ちです!人工水草やフィルターマット、掃除グッズなどが通常ではありえない値段で販売され、さらに種類が豊富。えさなどもついつい買いだめしたくなるくらいの価格です。
水槽もお値打ちなので、これから魚の飼育を始めようかな…という方は、ぜひ行ってください!一般的なお店の2割引き〜半額くらいで購入することができますよ。
金魚だけでなくメダカも販売。意外と値段が張る水草も品質の良いものがお得に購入できるので、ぜひチェックしてみてください。
模擬店・お土産屋さんも充実
模擬店も出ていて、焼きそばやかき氷、飲み物などを販売。まつり用にベンチが設置されますが、かなり賑わうためお昼どきにはスペースがないことも。ビニールシートを持参すれば、公園内の芝生などで食事がとれるのでおすすめです。
模擬店でのおすすめは金魚そうめん。金魚が入っています…お麩でできたものですが…。
江戸川特産の風鈴や江戸硝子なども、お祭りだけの限定価格で購入できるのでお見逃しなく。見た目も涼し気な「つりしのぶ」も、金魚と組み合わせるとさらに風流ですね!
行船公園には動物園も
家族みんなで金魚まつりへ来たけど、魚ばかりで子供が飽きてしまった…という場合は、公園内にある動物園へ立ち寄りましょう。サルやアリクイ、ペンギンなど、無料とはいえ充実しています。ふれあい広場ではモルモットやウサギ、羊などと触れ合うことができますよ。
夏のスタートは金魚まつりと共に
「江戸川区金魚まつり」は大人気イベントのため、毎年大混雑します。
アクセスは東京メトロ東西線・西葛西駅から徒歩15分ほどですが、暑いのでバスで向かった方がいいでしょう。西葛西駅、JR総武線・新小岩駅からバスが出ています。
金魚すくいは大人気なので、早めに行って並びましょう。両日とも午前10時から開催しますが、11時30分〜13時30分までは休憩時間となるためご注意を。晴れると炎天下で行列に並ぶことになりますので、帽子、日傘、サングラスなどは必須です。
高級金魚すくいは両日とも午前10時〜11時30分までで、各日500匹限定でなくなり次第終了となります。
飼育グッズを狙う方は、2日目の終了近くになるとかなりお安くなるので、特に狙い目ですよ!
■関連MEMO
江戸川区金魚まつり
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/kingyo/
【トラベルjpナビゲーター】
赤木 リン