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一度は体験したい!ずぶ濡れ覚悟、タイのソンクラーン!


タイで行われる行事の中でも、4月に行う「ソンクラーン」という、通称「水かけ祭り」が有名です。近年は外国人の参加者も多く、激しく水をかけ合うというクレイジーなお祭りに、一生に一度は体験してみたいものです。楽しいことが好き、お祭りが好き、いろんなことを体験したいという方にはぜひオススメです。今回はその中でも特に人が多く集まる「カオサン通り」と「シーロム通り」についてご紹介します。

「ソンクラーン」とは?

写真:村松 希美

「ソンクラーン」はタイのお正月をお祝いするものです。仏像や仏塔へ水をかけたり、家族の年長者などの手に水をかけたりしてお清めをするという伝統的な意味合いがあります。それが近年、外国人の参加者が増えたこともあり、激しさも増してきました。今では手ではすまされず、全身に水を浴びることになるでしょう。
毎年4月13・14・15日の3日間に行うものとされていて、タイでは祝日にもなっています。また、12日には前夜祭も行われますよ。タイの方も、海外からの参加者も、水をかけて楽しんでいます。タイの方から水をかけられる時は、手を合わせてくださる方もいて、伝統的な行事なのだなと感じることもできますが、水のかけられる量は多いので覚悟して参加する必要がありますね。
水をかける道具としては、控えめで柄杓、外国人に主流なのが水鉄砲、宿やお店の前で待ち構えている人たちはバケツやホースで水をかけてきます。またイベント会場では大量に放水され、場所によっては象が水をかけてくれるかもしれません。水をかける行為は相手に対する「敬意」なので、水をかけられて怒ってはいけませんよ。水をかけられに来たようなものなのですから。
皆さんも、水をかけられるだけでなくかけて参加してみませんか。現地では水鉄砲を200バーツ(650円)程で売っていて、水を補給したい場合は5〜10バーツ(16円〜32円)くらいで入手することができますよ。

水をかけて!かけて!かけられて!「カオサン通り」は水浸し!

写真:村松 希美

バックパッカーの聖地として有名なカオサン通りでは、普段はタイ料理を楽しんだり、タイのお土産を買ったりするには種類が豊富でとても良い場所なのですが、「ソンクラーン」の時は全くと言っていいほどお店に立ち寄ることが難しいです。
カオサン通りに着くとまずは、入り口専用のゲートをくぐります。あまりにも人が多いので警察官も出動し、規制とチェックをしているんですね。そこを抜けるとあちこちで水が飛び交います。左右のお店の方からも、道の中心に向かって水がまかれ、ぬれずに通り抜けることは不可能ですね。
楽しく水をかけ合うお祭りですが、水をかけてはいけない人もいます。それは警察官や軍人、そして屋台に水をかけるのもダメです。屋台の人は水をかけてきますが、屋台で売っているもの等に水をかけてはいけませんよね。

「シーロム通り」はライブ会場!練り歩きながら楽しもう!

写真:村松 希美

シーロムは地下鉄とBTSが交差しててアクセスもよく、多くの参加者が集まります。ソンクラーン期間の決められた時間では交通規制が行われ、水をかけ合いながら進み、一番端まできたら反対車線をまた練り歩くという人が多いです。ほぼ一方通行です。
人も多く、水のかけ合いも激しい地区ですが、宿をとるならシーロム地区周辺は比較的オススメです。お祭りの中心地やカオサン通りの近くに宿を取ると、タイミングが悪ければ、これから帰るというのに服やカバンがずぶ濡れ、という可能性があります。
シーロム地区のイベント会場へ歩いて行けるくらいの距離の宿に泊まると、行き帰りのアクセスも良く、会場から離れれば水をかけられる可能性は低くなります。または期間をずらしての入国や帰国などの工夫をするのがオススメです。

盛り上がること間違いなし!一度は「ソンクラーン」に参加してみませんか。

「ソンクラーン」に、楽しい点も注意すべき点もいくつもありますが、百聞は一見に如かず、行って体験してみるのが一番です。ぜひこのクレイジーとも言われる水かけ祭りに参加してみてください。水をかけ合うためだけの旅行というのも楽しいですよね。
ただ長い時間歩いたり騒いだりするので、荷物の管理が大切です。イベント会場は激しく水をかけ合うので、なるべく身軽で行動し、携帯電話も必ずビニールのポーチに入れないと、カバンの中に入れておくだけでは確実に水没します。足元は、運動靴を履く人も多く、しっかりしたサンダルや靴を選んでください。ビーチサンダルではすぐ脱げたり転んだりと危ないですよ。
激しさを増し、年々規制もかかる傾向がありますが、お祭り大好きという方や、グループで参戦したい方々は、ぜひタイの文化的お祭り「ソンクラーン」に参加してみてください。

■関連MEMO
タイ国政府観光庁「ソンクラーン(バンコク)」
http://www.thailandtravel.or.jp/detail/event/?no=634

【トラベルjpナビゲーター】
村松 希美

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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